-イスラームと全人類のために-


ムスリム世界連盟(MWL)はサウジアラビア王国、マッカ(メッカ)を拠点とする非政府組織です。
事務総長と高等評議会主導の下、過激主義およびテロに対抗し、外交的、宗教的、知的、人道的活動の理解と平和を促進するため、
すべての宗教と文化との対話を確立し、教育と健康の分野で最適な支援を行っています。
2016年より、ムハンマド・ビン・アブドゥルカリーム・アルイーサ博士が事務総長を務めています。
ムスリム世界連盟はすべてのイスラーム諸国を代表する独立組織であり、イスラーム教以外の宗教的、知的、文化的機関とも連携しています。

ムスリム世界連盟はマッカ(メッカ)を拠点とする国際的な非政府組織(NGO)です。 1962年5月にマッカで開催された世界イスラム協議会における決議によって1962年12月15日に設立されました。 法の下では、ムスリム世界連盟は独立した組織であり、すべてのムスリム諸国を代表しています。 ムハンマド・アルイーサ博士が2016年に事務総長に就任して以来、ムスリム世界連盟は3つの主要なタスクに取り組み続けています。


過激主義およびテロリズムを排し、連帯と結束を促進する


ムスリム世界連盟は、厳格な思想とは一線を画して、人道的なイスラーム教を推進しています。 それはイスラームの名の下でのすべての攻撃を強く非難し、過激主義と暴力に対抗するものです。 そして、開放された寛容なメッセージを促進し、世界中の人々の間の相互支援を奨励します。

さらにムスリム世界連盟は、世界中のイスラーム教徒に彼らの国とその市民を愛すること、 そして彼らが住んでいる国、特に非イスラーム教徒が過半数を有する国の憲法、法律、文化的基準を尊重することを求め、重視しています。 また、彼らが住む国の価値観におけるイスラームへの認識が高まるよう取り組んでいます。

ムスリム世界連盟は、各国政府および認定された各国の社会と協力して活動しています。教育分野、健康分野を優先して取り組んでいます。 イスラーム教の道徳で推奨されているように、人種、宗教、文化に関係なく、すべての人々の利益のために人道的プロジェクトを実施しています。

人道的支援


ムスリム世界連盟は、各国政府および認定された各国の社会と協力して活動しています。教育分野、健康分野を優先して取り組んでいます。 イスラーム教の道徳で推奨されているように、人種、宗教、文化に関係なく、すべての人々の利益のために人道的プロジェクトを実施しています。


ムスリム世界連盟(Muslim World League)


寄付と助成金
ムスリム世界連盟は中立性の原則に沿い、政治の分野への介入していません。 教育、文化、人道的プロジェクトのみに資金を提供し、信仰や民族性に関係なく、特に貧困層、孤児や未亡人などを対象に、 関係国の国家当局との合意の枠組みの中で資金を提供しています。
2020年1月20日にあらゆる礼拝の施設に資金を提供しないという事務総長の決定が下されて以来、 ムスリム世界連盟は、責任を負う文化機関から徐々に撤退してきました。

ムスリム世界連盟
ムスリム世界連盟は、最高評議会の支援を受けた事務総長によって運営されています。 事務総長は最高評議会のメンバーによって選出され、任期は7年、更新も可能です。 その機能は外交的、宗教的、知的、人道的であり、世界中のすべての平和活動を支援します。
宗教間や人類として協会の活動や会議を立ち上げ、対話を主導します。海外では連盟の公式代表を務めています。

最高評議会について

最高評議会は、イスラーム教が少数派の国も含めた、イスラーム世界の国々を代表する70人のイスラーム教徒の著名人で構成されています。 ムスリム世界連盟の議会である最高評議会は、立法権を持ち、事務総長の業務をチェックしています。 最高評議会は独立した最高機関であり、事務総長を解任することができます。
最高評議会のメンバーは、任意でその機能を行使します。 ムスリム世界連盟がマッカ・アル・ムカラマーに本拠地を置くサウジアラビア王国の主導で設立された後、 王国への感謝の意を表す形で事務総長はサウジアラビア国籍であることが慣習として規定されています。 70名の最高評議会のメンバーのうち、サウジアラビア国籍を有する者は3名のみです。

ムスリム世界連盟に付属する独立機関

事務総長は、ムスリム世界連盟に併設された3つの独立機関に3つの議席を持っています。

1.世界モスク最高評議会

モスクの目録を作成し、それらを保護し、維持します。その神聖性が尊重されていることを保証し、敬虔に継承していくことを保証します。 評議会はまた、他の宗教のための礼拝所の保護をサポートしています。評議会は、世界中のイスラーム教徒を代表する40名のメンバーで構成されています。 評議会のメンバーは、自発的にその機能を発揮しています。 評議会は、モスクの統治、組織、管理について提言を行い、モスクが宗教的節度の源であることを確認し、他の宗教との連携と愛の架け橋を築くことを目標としています。

2.イスラーム法学評議会

イスラーム法学評議会は、イスラーム諸国やイスラーム教が主流ではない、国教としない国々のイスラーム学者や有識者で構成されています。 イスラーム諸国やイスラーム教徒の少数派が住む国々の現代の法律学の問題を検討する役割を担っています。

3.イスラーム法学者協会

イスラーム法学者協会は、様々な国の有識者により構成されています。 協会は、現代における世界のイスラーム教徒が直面するすべての問題に対処します。

-世界の法学者組織
すべての人権問題、特に自由の促進と女性のエンパワーメントを扱い、支援しています。 また、人身売買の被害者を合法的に支援し、被害者の雇用機会を後援し、確保しています。

-ムスリム世界連盟は国際組織や研究機関への参画:
・ 国連経済社会協議会のメンバー
・ イスラーム協力機構のオブザーバーメンバーとして外相会議や諸会議に参加
・ 国連教育文化科学機関(UNESCO)のメンバー
・ 国連児童基金(UNICEF)のメンバー


全世界的組織

ムスリム世界連盟は120カ国以上で活動を行っています。ムスリム世界連盟は、フランス、イギリス、オーストリア、 イタリア、デンマーク、ボスニアおよびヘルツェゴビナ、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、 マレーシア、パキスタン、南アフリカ、スーダン、セネガル、モーリタニア、タンザニア、ナイジェリア、コモロ、 ケニア、ブルンジ、ガボン、ウガンダ、コンゴブラザビル、日本など、世界中の多くの国々に支部があります。

ムスリム世界連盟は、ヨルダン、パレスチナ、レバノン、イラク、トルコ、韓国、フィリピン、トーゴ、ベナン、ガーナ、 モザンビーク、ブルキナファソ、リベリア、シエラレオネ、ギニアビサウ、ギニア、ケープベルデ、モーリシャスに駐在